母上
今週末は母の日です。
帰省する度に思う。この人は俺をどこまで知っているのだろう、と。
俺がどんな性格で何を考えているか。わかっているようでわかってないと思う。
親孝行について考えたことがある。
もう答えは出たから最近は考えなくなったが、俺の持論はこうである。
’’母を女にしてやる’’
それを導き出してからは、親孝行=デート。専らこれである。
レストランを予約して、展覧会に行ったり、ライブに行ったり。
母も大人なもんでそれなりに遊んできたらしく、ちょっとアウトな話も最近話すようになりこれまたオモロー。
でも未だに怒られることはある。金遣いが荒いから。
喧嘩は絶対にしない。俺がいつも折れるから。
娘は父みたいな人を、息子は母みたいな人を好きになるという話はよく聞く。
娘が父のことを嫌う姿は末っ子だからよく見てきた。あれはどうやらそう仕組まれてるらしい。女はより良い遺伝子を探してる。だから父という遺伝子を遠ざけるために父の匂いが嫌いだったりするのだ。
でも息子にそういう機能ないな。なんでだろう。
そんなわけで俺は今年、三茶のカフェで母の日を過ごす。
何をプレゼントするかはまだ決めてない。水曜日あたり買ってくるか。